12月2日〜12月6日にかけて、倉魂!高校生コミックイラストコンクール2015展が岡山県倉敷市の倉敷公民館1F展示ホールで開催されました。また、最終日にあたる12月6日(日)には同会場で授賞式が執り行われました。
また、第4回にあたる今回の展覧会では、倉魂史上初めての試みとして展覧会専用アプリ「倉魂!展覧会」が企画・制作され、会場では会期中、アプリ組込済みの iPad mini や iPad Air を来場者へ貸し出して作品鑑賞時に使っていただきました。
展覧会へお越しいただいた皆様、このたびは御来場いただき本当にありがとうございました。
展覧会の開催が成功裏に終わりましたこと、ここにご報告申し上げます。
以下は、展覧会アプリ企画・制作を担当した倉魂4号こと、馬場からご報告申し上げます。
今回、展覧会特設サイトとデータ連携しつつ、展示作品の鑑賞時に展覧会専用アプリを使っていただくことで、次のような新しい作品鑑賞スタイルを提案しました。
- アップルのiBeacon技術を使った展覧会場における iPad アプリ内の作品ナビゲーション機能
- 気になる作品の細かなタッチや表現を見るための作品の拡大表示機能
- デジタル作品をデジタル形式で鑑賞機能(アナログ作品は高解像度スキャン画像を利用。ただし、作品の色は応募時のCMYKをRGBに変換処理したもの)
- 佳作賞以上の受賞作品における審査員コメント閲覧機能
- 作品コンセプトや作品にかけた意気込みの閲覧機能(展覧会特設サイトを通じて作者が編集可能)
- 作画ツールや画材情報などの閲覧機能(展覧会特設サイトを通じて作者が編集可能)
- 過去の倉魂の受賞作品(2012、2013、2014の大賞、優秀賞)の鑑賞機能
中でもデジタル作品をデジタル形式で鑑賞できるようになっていた点と、最終日となる日曜日だけとなりましたが、iBeacon技術を使って作品の前に立つとアプリ内の作品が自動的に表示される作品ナビゲーション機能は、利用者から特に高く評価していただけたかと思います。
ネットと展覧会アプリを使うことで、全国にいる作者から展覧会へ作品鑑賞時に合わせて伝えたい作品情報の提供という形で参加していただき、展覧会の鑑賞者にはアプリを通じて作品にかける作者の思いや心情といったものが伝わることで作品をより身近に感じとれる一助になったのではないかと思っております。
最後になりましたが、倉魂!高校生コミックイラストコンクール2015展へ御来場いただいた皆様には、会期中、遠路より足をお運びいただきまして、まことにありがとうございました。